一日一日 冬に近づいてまいりました。
去年より寒さが身に染みるように思えるのは自身の経年劣化か、それとも
一昨年のヒートテ○クが単なる長袖Tシャツとなってしまった為か考えております。
さて、もう霜月も終盤となり来月にはとうとう師走です、今年は国中がお祝いの空気に包まれる
祝日も多々ありましたが、その慶賀のすみっこに当社の社員も参加させていただきました。
今月9日皇居で行われました、「ご即位をお祝いする国民祭典」に新発田台輪が参列の栄に浴し、
6台の台輪とともに6町内の参加者として2名、意気揚々?と大都会東京に乗り込みました。
9日当日早朝5時に新発田市役所近くに参加者集結。新発田市民の時間のルーズさは「新発田時間」
という言葉があるほどに認められるものですが、国事にあたり「列を乱す者は容赦なく捨てていく。」
という実行委員の気迫が伝わったのか、遅刻者もなく出発。
関越道をひた走るバスの途中、「もう東京?」「群馬です」「東京に入った?」「埼玉だよ」と隣席に
失笑を受けながら都内に入りました。
都内に入った途端にスピードダウンするバスに「首都高なのに新新バイパスよりノロい。有料なのに…」
と不満をこぼしながらも(※注1) 11時前には無事皇居に到着しました。
(※注1:新潟県民の交通意識はちょっとアレらしい。そして新潟市⇔新発田市の国道7号線・通称
「新新バイパス」は平均時速80キロ。毎週のように事故が起きているという一般道の仮面を被った
怒りのデスロード。)
皇居前公園の楠公像の周辺には日本各地から集結した祭り衣装の人々
皇居は快晴。11月に真夏と同じ格好をすることに不安を感じていましたが、日差しは暖かく、からりとして最高のお天気でした。
用意されたお弁当を急いで掻き込み着替えを済ませてスタンバイへ。
公園内は参加者も多いが警備関係者がとにかく多く、不審者見逃すまじ!と眼光鋭く歩き回っています。
三味線のAさんが持っていたジェラルミン型の三味線のケース(三つに分解してしまえる、便利)外見が
「それ、ゴルゴ13が持ってるやつ…」一部の不安を誘い、楽器は組み立てて持ち歩くことに。
有名な竿灯や山車のほか、都内の神社からも色々な御神輿等参加していましたが、身内贔屓ながらも
ビル群を背に光り輝く6台輪は圧巻
皇居二重橋前の内堀通りという4車線位の道を18?団体が粛々と進みます。
参加中は写真が撮れないので残念でしたが、岩手県江刺の鹿の角と旗指物を付けたなまはげのような
衣装で、太鼓を叩き踊る「奥州江刺百鹿大群舞」がものすごい迫力でした。
そして、襦袢をちら見せしたお姐さま方がキラキラした傘を回しながら、優雅に踊る鳥取の次に、
すね剥き出しのおっさんズが、野太い声でけやりを歌う 新発田ー!
570mをあおりながら進み、途中6台で並んで一斉にあおり。沿道の観客さんたちも歓声を上げて
スマホを向けていました。がっしょんがっしょん揺れる台輪に、女性の「壊れないの?」と心配する声も
聞こえました。そうだよねえ
参加中はあっという間の時間でした
他県の参加者が観れなかったのが残念でしたが、貴重な経験をさせてもらい感無量。終わってからは着替えたりなんだり、「DJポリスだ!」と喜んだりバタバタしているうち、あっというまに夕暮れ時です。
ビルの間にお月様が。
帰っていく観客も多いのですが、今度は夜の部が始まる為ずんどこ人が増えていきます。歩道は歩くのも大変。昼より多い気がする。巨大モニター前にも人だかりが。なんでうちわ持ってんねん
そうだ!嵐がくるんだった!チケットをお持ちでない人はここでモニターを観て音を拾うのだな…
集合場所から、とおーく観える観覧席と二重橋。そちらにも巨大モニターがありました。
我々が帰る頃は薄闇に皇居のシルエット。音楽隊の奏でる「威風堂々」が…いいなあ。
帰りは渋滞により予定より遅れましたがバスの中で祝典・夜の部をTVで鑑賞しながらの帰路。
日付が変わる頃に新発田に帰り着きました。。