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カミカミ エブリバディ!

 

 

げんばしゅにんぎじゅちゅしゃ、ぎじゅちゅ・・・・・すいません。もう一度最初からお願いします。

 

 

主任技術者。キーはすらすら打てるのに、何故に口から発することが出来ぬのか。

 

いや、ほんとに。最近よく咬むのです。 じゅじゅちゅ・・じゅじゅつかいせん、も言えないし。

 

 

青くトガっていた前世紀、あらゆるものに嚙みついていた報いを受けているのでしょうか。

現在は自分の口を咬んでは涙する日々。 わたしたちはろうかしている。

ビリー・ア〇リッシュの声も聞こえないしさぁ

 

 

 

さてこちらのお皿。花を摘む可憐な娘さんと、ひげもじゃのおじいさん。

この場面にアテレコすると?

 

A,「お嬢さんや、道をおたずねしたいのじゃがのー」

 

B,「迎えに来たぞよ、わしのお嫁さーん」

 

・・・・・正解は、Bでした-

 

 

こちらはフィンランドを代表する陶器ブランド「アラビア」のイヤープレート

「Kalevala(カレワラ)」というシリーズです。1976年から1999年まで製造されました。

これは1977年ヴァージョン。当社の雑貨店「リーフ」にて扱っております。

 

 

フィンランドの民族叙事詩「カレワラ神話」から物語の代表的なシーンを拾って作られたシリーズで

全部集めると20年くらいあるそうですが。全部そろえて並べてみたいなあ、でもヴィンテージ物だし・・

 

 

このおじいさん? 老化とはある意味無縁のお人なのです。

なぜなら生まれた時からおじいさんだったから、で、不老不死、という(全然うらやましくない。不憫な)

ヴァイナモイネンさんです。

天地創造に一役買った、えらい神様なのです。

 

 

二度言いますが、まあまあえらい神様なのです。しかし、「えらい神様あるある」ですが、

この人も例にもれず「女好き」でした。

 

 

上記のシーンは

 

トガった無礼な若者、ヴァイナモイネンさんに呪術廻戦的な喧嘩を吹っ掛ける。

⇒ 当然返り討ちに合う。⇒ 生き埋めにされかける。⇒ 必死の命乞いの末に

「ボクの妹をさしあげますからあ~~!」(この兄貴が屑)

 

 

この言葉で、永遠に青い春をさまよう老人ヴァイナモイネンさんは、バカ兄貴を半埋めでやめときます。

そして、何も知らない妹・アイノちゃんをいそいそとお迎えに行くのでした・・・はい、この場面ですね。

 

 

このあともヴァイナモイネンさんは逆恨みした屑兄貴に弓で射られたり(死なない)、海に落ちたり(死なない)、

波間を延々と漂流したり(死なない、なんかのんびりしている)、騙されてタダ働きしたり

巨人のおなかの中を彷徨ったりと、けっこう踏んだり蹴ったり大変な神生?を送るのですが、長くなるので。

 

 

日本ではなじみのないフィンランド叙事詩「カレワラ」

出てくる方々は自然と寄り添い、そろって皆さん頑張り屋さんです。

 

ゲームやマーヴェル映画などで知名度アップ。モンスターハントな「北欧神話」や、

星座や星占いとも縁の深い、愛と欲望の昼ドラ「ギリシャ神話」とも一味違った面白さがあります。

 

共通しているのは何処のお国の神々も、なかなか人間臭くて、

ツッコミどころ満載な愛すべきキャラが多いということでしょう。

 

 

 

 

 

 

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